西吾妻山(2014.8.31)

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2014年8月31日、兄と西吾妻山へ行きました。前日の安達太良山・磐梯山に引き続き、福島の百名山3つ目のピークを目指します。

8.31 (裏磐梯泊)-グランデコスノーリゾート-(ゴンドラリフト)-デコ平-西大巓-西吾妻小屋-西吾妻山-西大巓-デコ平-(ゴンドラリフト)-グランデコスノーリゾート

前日の疲れも若干残る中、最後のピークを目指します。ここもゴンドラリフトを利用。グランデコのだだっ広い駐車場へ車を止めてデコ平へ。

デコ平から西吾妻山登山道へ、登山道を入るとすぐにお花畑的な場所に出ることになるのですが、ここにはどうやら珍しい蝶がいるようで。でっかい網を持って捕獲しまくりの人がいらっしゃいました。研究者の方なのか?

お花畑を抜けるとひたすらだらだら続く登り。ここらはあまり風景に変化がなく、ただひたすら高度を稼いで行きます。

西大巓まで出ると展望が開けます。山頂付近は休憩できるスペースがあり、ここで昼食を取ります。

さて、ここからいよいよ西吾妻山の山頂を目指す訳ですが、どうも他の登山客の方は西吾妻山方面に向かわず下山を開始する方がほとんどのよう。あれ?と思いつつも、僕らが目指すのは西吾妻の山頂ということで稜線へ向かいます。

途中、西吾妻山の分岐で無人小屋があり、ここでトイレ休憩。中を覗きましたがここで寝泊まりは出来るようです。

トイレを済ませて山頂方面へ。ここで再び林道となり、展望が無くなります。まだ先は長いのかなと歩いていると少し開けた広場に着きます。

ビックリなんですが、このちょっとした広場が西吾妻山の山頂とのこと。展望は全くなく、登山道の途中という雰囲気がたっぷりだったため、呆気にとられたわけであります。どおりで西大巓までで、という方がいらっしゃるわけです。

とりあえず山頂ということで記念撮影。僕ら以外は誰もいらっしゃらないので少しのんびりと、色々と趣向を変えて記念撮影をしておりました。

ここからはピストン。ですが、西大巓までの登り返しが意外としんどい・・。だいぶ疲れも出てきているようです。

だいぶ足の疲れを感じながらもようやくデコ平に到着。帰りの運転もあるためノンアルコールビールで疲れを吹き飛ばします。

駐車場に降りた頃にはもう既にグランデコの温泉は閉店ガラガラのようだったので、裏磐梯まで戻り、ホテルの日帰り温泉でお風呂。そしてここからまた長い家路に着くのでありました・・。

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安達太良山・磐梯山(2014.8.30)

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2014年8月30日、兄と安達太良山・磐梯山へ行きました。初の東北、2日掛けて3つのピークを目指す計画を立てました。福島となるとそうも簡単に行ける距離ではないため、一度でガッツリの弾丸計画です。

8.29 自宅-(東北道)-安達太良SA-(車中泊)
8.30 安達太良SA-あだたら高原スキー場-(ゴンドラリフト)-薬師岳-安達太良山-薬師岳-(ゴンドラリフト)-あだたら高原スキー場-(車移動)-八方台登山口-弘法清水-磐梯山-弘法清水-八方台登山口-(裏磐梯泊)

例によって仕事終わりの金曜深夜に出発。東北までのドライブはとても長く兄と交互に運転を代わりながら安達太良SAへ。ここでぐっすり。

初日は2つのピークを目指すため、早めの行動を、と思いましたがやっぱりそれもできず。ということでコースタイム短縮を目指す方向で。




一つ目のピークの安達太良山はゴンドラリフトを使って山頂を目指します。空は若干曇り気味。リフトを降りてしばらく平坦でよく整備された木道を歩きます。ガンガン飛ばして行きますが、この日は団体さんが多いようです。地元の小学生くらいの子たちも遠足?のようでみんな頑張って登っていました。福島は夏休みが終わるのが早いらしいです。

リフトを使ったためさほど苦労なく山頂へ到着。やはり雲が多かったですが、若干の展望は利きました。初めての東北の山、今まで見てきたものとは違う展望です。雰囲気もやはり地域によって違うもんだなと。山頂には八紘一宇の文字。戦時に良く使われていた言葉と日本史で勉強をした記憶がありますが、いつ建てられたものなのか。山頂にて軽く食事をしながら休憩し、次の磐梯山を目指してサクッと下山を開始します。

下山後、磐梯山のピークへ最短で行ける八方台登山口から登ることにします。
途中、道の駅にて昼食を取り、八方台登山口へ。

到着は13時半。車はまだ残っていましたが、これから登ろうという人はやはりいないよう。下山をしてくる方々からは「これからですか?」と声を掛けられます。そりゃそうよね。

磐梯山もまた、地元の小学生くらいの子たちの遠足のようで若干の渋滞模様。うまく間に入れてもらいながらガンガン登って行きます。

途中、弘法清水の小屋近くの水場で小休止。小屋の方から(おそらく)山頂の様子はどうか?と聞かれたのですが、僕らはまだ山頂に行っていないし、それ以上に訛りの強い言葉で何を言っているのか分からず、何となく相づちを打っておりました・・。

弘法清水からは最後のひと登り。無事に山頂へ到着しました。山頂には軽装のカップルのみ。ある意味空いてていいかななんて思いました。ここでも軽く食事をして下り始めます。

だいぶコースタイムを巻く形になり、無事に明るいうちに下山できそうな目処がたったので、帰りは少しだけ中ノ湯跡の様子を覗いてみることに。この辺りは火山ガスが多く発生しているようで、池からはブクブクとガスが湧いてきているようでした。硫黄臭もかなり強かったです。

無事に登山口まで戻り、この日は裏磐梯のペンションにて宿泊。美味しい夕飯とマンガで眠いのに眠れぬ夜を迎えた訳であります。ペンションのマンガってええよね。


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常念岳〜大天井岳〜燕岳(2014.8.2〜8.4) 三日目

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三日目。二日目の夜からポツポツと降り出した雨は朝になっても続いていました。霧雨のような雨で展望はナシ。テンションが全く上がらないまま、いや、むしろだだ下がりで朝を迎えます。

のんびりとテント内で朝食を取り、どうするかを相談。とりあえず荷物を置いて燕岳の山頂を目指すこととなりました。

テントを出て燕山荘の方へ向かうと、なんだか人だかりが出来ている模様。何かと思って覗いたところ、雷鳥が二羽歩いておりました!雷鳥は曇った日に出やすいという話をどこかで聞いたことがありましたが、まさかこうも簡単に見ることができるとは思ってもみませんでした。雨でテンションが下がる中、良いこともあるもんだなと。

燕山荘から燕岳へはたいした距離もアップダウンもなく、山頂へ到着。雨だったため人通りも少なかったかとは思いますが、それでも道幅が狭く、晴れていたらきっと渋滞が出来るような感じなのかなと。



山頂も狭いので記念撮影を終えてさっさと下ります。おそらく晴れていればなかなかの展望なのではないかと。
山頂付近にも雷鳥がおりましたが、先ほどの燕山荘で遭遇したため若干感動は薄れ気味。そんな空気を察してか、この山頂付近の雷鳥、飛びました。僕は雷鳥は飛べないもんだと思っていたためにビックリしたのであります。意外と珍しい光景だったのかな?


テン場へ戻り、憂鬱な撤収作業。テントは雨で濡れているため、手順を変えつつなんとかザックの中へぶち込みます。初のテント泊、いきなり雨での撤収も経験することができましたが、水分を含んだテントは重くなったわけで・・。

下山は合戦尾根を下ります。人気のコースではありますが、急登であることも有名です。僕らは下りなので涼しい顔をしておりますが、登ってくる皆さんは皆一様に苦しそう。僕らも一日目は重い荷物を背負って登ったのでそこは許して頂きたいところです。




合戦小屋に到着。これから登ってくる方も多くいらっしゃいました。あまりヘビーな装備をしている方が少なかったようなので、槍を目指す人は少ないのかな?
合戦小屋名物のスイカがありましたが、値段を見てビックリ。スイカには目もくれず適当な休憩時間を挟み下山を再開します。しかしまあ、このスイカが良く売れること・・。

合戦小屋からの道のりは長く、しみじみと登りでなくて良かったと感じました。



そしてようやく中房温泉登山口へ到着。長い長い山行を終えました。今までにない達成感を感じたのであります。

ひと呼吸も置く間もなく、おっさんに声を掛けられました。どうやら登山者を乗せてきたタクシーの運転手だったようで、怪しいなあと思いつつもしゃくなげ荘までのバス料金で乗せて行ってくれるとのこと。かなり疲れも溜まっていたのと、バス停に並ぶ人々の列を見たところで、これはおっさんに乗ってしまう方が得策かと思いタクシーで戻ることに。
結果的には待ち時間もなくのんびりと乗せてもらって最高だったなと。ツキがあったようです。

駐車場に戻り、しゃくなげ荘の日帰り温泉で3日分の汗を流します。これもまた最高。お風呂を出たあとは近くの道の駅にて食事とお土産を買って帰途につきます。

帰りの高速は月曜日&比較的早い時間帯での出発だったこともあり、相模湖までは順調そのもの。僕は行きに寝かせてもらった分、安曇野から自宅までぶっ続けで運転をさせて頂きました。

ずいぶんと長い間山の上にいることになりましたが、キツい山行もテント泊も素晴らしい経験をさせて頂きました。出来れば降りたくないなあなんて思いつつも、十分に楽しむことが出来た山行でした。

テント装備での縦走を経験したところで思ったことは、重量に耐えられるようなソールの固い登山靴を試してみてもいいのかなというところです。皆の靴と比べ、僕の靴のソールはあまりにフニャフニャ過ぎたようです。今までの山行、どこへ行くにも履いていた靴ですがそろそろ寿命も迫っているようなので、物色し始めようかと思います。

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常念岳〜大天井岳〜燕岳(2014.8.2〜8.4) 二日目

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二日目。テント場の朝は早く、4時頃には周りはガサガサし始めておりました。僕は朝が苦手なので何度か目を覚ましては寝るの繰り返し。テントの外の声を聞くに、槍・穂高方面の景色は絶好調の模様です。しかしそれでも寝袋から出たくはないくらいのステキな温もりがあります。
夏のテントには少々オーバースペックな僕の寝袋で、夜は何度か目覚めることがあったのですが、それは暑いがためでした。友人の話を聞くと寒くて何度か起きたということなので相当なものかと思われます。ザックがかさばるのも納得です。

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常念岳〜大天井岳〜燕岳(2014.8.2〜8.4) 一日目

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2014年8月2日〜4日、友人2人と常念岳〜大天井岳〜燕岳の北アルプス縦走に行ってきました。初のテント泊&2泊以上を山で過ごす、今までの山行とは違う新境地です。

8.2 安曇野IC-しゃくなげ荘-(タクシー)-一ノ沢-常念小屋(テント設営)-常念岳-常念小屋テント泊
8.3 常念小屋-横通岳-東天井岳-中天井岳-大天荘-大天井岳-大天荘-燕山荘(テント泊)
8.4 燕山荘-燕岳-燕山荘(テント撤収)-合戦小屋-中房温泉-(タクシー)-しゃくなげ荘

下調べで中央道の渋滞予測が出ていたために早めに出発時間を設定していました。が、前日の仕事のあとに初のテント泊準備をしていたところ、想像以上に準備に苦戦し就寝は2時頃に。案の定思いっきり寝過ごして自宅まで迎えにきてもらった友人を待たせてしまいました。
前日仕事だったのは僕だけだったようで、行きの移動中は後部座席でゆっくりと寝かせて頂きました・・。

早めの出発が功を奏したようで、渋滞ができる前に渋滞予測箇所を抜けることに成功し、しゃくなげ荘には8時半頃に到着。呼んでおいたタクシーに9時頃に乗り込み、一ノ沢登山口へ移動します。

一ノ沢に到着し、登山届を提出。みんなテント泊は初めてということでここで荷物の重さ比べをします。

僕は今回のテント泊のために新たに買ったグラナイトギアのニンバストレース。なるべく軽く、かつウエストベルトがしっかりしているザックを探していたところでこのザックにしました。テント泊に対応するザックは値段が相当張るのですが、探しに探して定価よりもかなりお安く買うことができました。
ベースウェイトは軽くなるように意識はしていたのですが、他の2人と比べても僕のザックは若干重いように感じます。初のテント泊で困らないようにと必要以上にモノを持ちすぎたようです。
登山口でトイレを済ませ、準備をしていざ出発。

沢沿いの登山道を黙々と歩いて行きます。今までの登山とは違って荷物の負担が大きく、その荷重を思いっ切り感じつつ少しずつ登って行きます。というか、ペースが全く上げられない・・。軽いということは大事なことなんだなと身を持って感じました。

かなりバテつつも、ようやく胸突き八丁へ到着。ここからの急坂はしんどかった・・。

最終水場で今夜の食事用の水を確保します。あとわずかと思いつつも、ここから先はもう気合いのみで登ります。既にかなり体力を消耗しています。

樹林帯を抜け、ようやく常念岳方面を望むところまで来ました。

そしてようやく常念乗越に到着!常念小屋小屋を見た瞬間にあまりの疲れに崩れ落ちました・・。僕はその場に座り込み、テン場の申し込みは友人2人にお任せ。
常念小屋にはテン場が2つあり、小屋から遠い方の第二テン場に設営に向かいます。事前の調べで、穂高・槍方面の展望はこっちのテン場の方が良いとのこと。ただし、この時はガスっていて見えていなかったのですが・・。

休憩を挟みつつ、テントの設営をします。練習はしてきたものの、実際に山でテントを張るのは初めて。地面は少し固めの地面だったのでフロアテントの4箇所のみをペグ打ちしてあとは石で固定します。3人で力を合わせ、無事に設営終了。
かなりのバテっぷりでしたが、翌日の行動時間を考えると今日のうちに常念岳に登っておきたいとの意見が一致し、重い体に鞭を打って常念岳へ向かいます。もちろん重い荷物は置いて行きます。
荷物が軽くなりかなり負担は減ったものの、ここまで登ってきた疲れはどっしりと体に残っており、休みを入れながら岩場を登って行きます。

しかしながら意外と常念までの距離は長く、登りもキツかったのでした。常念小屋からは常念岳のピークは見えず、急坂を登り切ったと思ったらまだまだ先は長く・・。結局1時間程かけてようやく山頂へ到着しました。このときすでに16時半。

常念岳からの展望は素晴らしく、360°の展望が利きます。穂高・槍方面から大天井方面・安曇野の町方面と景色は素晴らしく、苦労した分感動は一際でした。そして・・

頂上に着いたタイミングで槍ヶ岳が頭を出しました!遅い時間だったので頂上は貸し切り状態、しかもばっちり雲が切れるなんて運が良すぎです。この景色を見た瞬間に不思議と疲れは吹き飛びました。やはり槍の存在感は抜群です。

感動に浸りつつも、時間もだいぶ遅くなってきたので下山を開始します。本当に不思議なもので足取りも軽やかに、景色を楽しみながら下ることができました。槍が見えるたびにシャッターを切っていたため、槍を写した写真はとんでもない量になっていました。

下山道から自分たちのテントを眺めつつ、ハイペースで降りて行きます。

テントへ戻り夕食タイム。初日なので食事はフレッシュなものも含め、バラエティに富んでいます。それぞれ持ち寄ったご飯を分け合いつつ、登ってきた苦労の分も美味しく頂くことが出来ました。
食事を終えたあとは荷物の整理と寝る準備を始めます。テントの空間は不思議なもので、なんだか秘密基地を持ったような気持ちになります。重い荷物をわざわざ担いでテント泊をする気持ちが分かります。

暗くなってきたところで、空を見上げると夕方まであった雲も晴れてかなり星が見えました。常念小屋の中の様子を見に行きつつ、星空鑑賞をすることに。見える星の数が多すぎてどの星が何かというのが分からないくらい。オマケに流れ星もかなり見ることが出来ました。
夏の大三角形の方面に少し雲がかかっているなー、なんて話をしていたら、どうやらそれは違ったようで。天の川だったようです。今まで見たことはあったのかもしれませんが、それが天の川だったとは全く認識していませんでした・・。写真で見るような思いっ切り写っているような、ハッキリとしたヤツが天の川だと思っていたもので、目で見るとボヤッとした感じに映るとは知らなかったのです。
三脚も持っていないしどうせ映すのも難しいだろうとカメラをテントに置きっぱなしにしてきてしまったのですが、ここまで奇麗な星空であればチャレンジする価値はあったかもしれません・・。勿体なかったかな・・。

しばらく星を眺めたの地にテントへ戻り、いよいよ就寝。自分だけの空間を楽しみつつも、登りの疲れからかあっという間に寝落ちしてしまいました。

二日目へ続く。

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