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常念岳〜大天井岳〜燕岳(2014.8.2〜8.4) 三日目



一日目の記事はコチラ。
二日目の記事はコチラ。

三日目。二日目の夜からポツポツと降り出した雨は朝になっても続いていました。霧雨のような雨で展望はナシ。テンションが全く上がらないまま、いや、むしろだだ下がりで朝を迎えます。

のんびりとテント内で朝食を取り、どうするかを相談。とりあえず荷物を置いて燕岳の山頂を目指すこととなりました。

テントを出て燕山荘の方へ向かうと、なんだか人だかりが出来ている模様。何かと思って覗いたところ、雷鳥が二羽歩いておりました!雷鳥は曇った日に出やすいという話をどこかで聞いたことがありましたが、まさかこうも簡単に見ることができるとは思ってもみませんでした。雨でテンションが下がる中、良いこともあるもんだなと。

燕山荘から燕岳へはたいした距離もアップダウンもなく、山頂へ到着。雨だったため人通りも少なかったかとは思いますが、それでも道幅が狭く、晴れていたらきっと渋滞が出来るような感じなのかなと。



山頂も狭いので記念撮影を終えてさっさと下ります。おそらく晴れていればなかなかの展望なのではないかと。
山頂付近にも雷鳥がおりましたが、先ほどの燕山荘で遭遇したため若干感動は薄れ気味。そんな空気を察してか、この山頂付近の雷鳥、飛びました。僕は雷鳥は飛べないもんだと思っていたためにビックリしたのであります。意外と珍しい光景だったのかな?


テン場へ戻り、憂鬱な撤収作業。テントは雨で濡れているため、手順を変えつつなんとかザックの中へぶち込みます。初のテント泊、いきなり雨での撤収も経験することができましたが、水分を含んだテントは重くなったわけで・・。

下山は合戦尾根を下ります。人気のコースではありますが、急登であることも有名です。僕らは下りなので涼しい顔をしておりますが、登ってくる皆さんは皆一様に苦しそう。僕らも一日目は重い荷物を背負って登ったのでそこは許して頂きたいところです。




合戦小屋に到着。これから登ってくる方も多くいらっしゃいました。あまりヘビーな装備をしている方が少なかったようなので、槍を目指す人は少ないのかな?
合戦小屋名物のスイカがありましたが、値段を見てビックリ。スイカには目もくれず適当な休憩時間を挟み下山を再開します。しかしまあ、このスイカが良く売れること・・。

合戦小屋からの道のりは長く、しみじみと登りでなくて良かったと感じました。



そしてようやく中房温泉登山口へ到着。長い長い山行を終えました。今までにない達成感を感じたのであります。

ひと呼吸も置く間もなく、おっさんに声を掛けられました。どうやら登山者を乗せてきたタクシーの運転手だったようで、怪しいなあと思いつつもしゃくなげ荘までのバス料金で乗せて行ってくれるとのこと。かなり疲れも溜まっていたのと、バス停に並ぶ人々の列を見たところで、これはおっさんに乗ってしまう方が得策かと思いタクシーで戻ることに。
結果的には待ち時間もなくのんびりと乗せてもらって最高だったなと。ツキがあったようです。

駐車場に戻り、しゃくなげ荘の日帰り温泉で3日分の汗を流します。これもまた最高。お風呂を出たあとは近くの道の駅にて食事とお土産を買って帰途につきます。

帰りの高速は月曜日&比較的早い時間帯での出発だったこともあり、相模湖までは順調そのもの。僕は行きに寝かせてもらった分、安曇野から自宅までぶっ続けで運転をさせて頂きました。

ずいぶんと長い間山の上にいることになりましたが、キツい山行もテント泊も素晴らしい経験をさせて頂きました。出来れば降りたくないなあなんて思いつつも、十分に楽しむことが出来た山行でした。

テント装備での縦走を経験したところで思ったことは、重量に耐えられるようなソールの固い登山靴を試してみてもいいのかなというところです。皆の靴と比べ、僕の靴のソールはあまりにフニャフニャ過ぎたようです。今までの山行、どこへ行くにも履いていた靴ですがそろそろ寿命も迫っているようなので、物色し始めようかと思います。

常念岳〜大天井岳〜燕岳(2014.8.2〜8.4) 二日目


一日目の記事はコチラ。

二日目。テント場の朝は早く、4時頃には周りはガサガサし始めておりました。僕は朝が苦手なので何度か目を覚ましては寝るの繰り返し。テントの外の声を聞くに、槍・穂高方面の景色は絶好調の模様です。しかしそれでも寝袋から出たくはないくらいのステキな温もりがあります。
夏のテントには少々オーバースペックな僕の寝袋で、夜は何度か目覚めることがあったのですが、それは暑いがためでした。友人の話を聞くと寒くて何度か起きたということなので相当なものかと思われます。ザックがかさばるのも納得です。

常念岳〜大天井岳〜燕岳(2014.8.2〜8.4) 一日目

2014年8月2日〜4日、友人2人と常念岳〜大天井岳〜燕岳の北アルプス縦走に行ってきました。初のテント泊&2泊以上を山で過ごす、今までの山行とは違う新境地です。

8.2 安曇野IC-しゃくなげ荘-(タクシー)-一ノ沢-常念小屋(テント設営)-常念岳-常念小屋テント泊
8.3 常念小屋-横通岳-東天井岳-中天井岳-大天荘-大天井岳-大天荘-燕山荘(テント泊)
8.4 燕山荘-燕岳-燕山荘(テント撤収)-合戦小屋-中房温泉-(タクシー)-しゃくなげ荘

下調べで中央道の渋滞予測が出ていたために早めに出発時間を設定していました。が、前日の仕事のあとに初のテント泊準備をしていたところ、想像以上に準備に苦戦し就寝は2時頃に。案の定思いっきり寝過ごして自宅まで迎えにきてもらった友人を待たせてしまいました。
前日仕事だったのは僕だけだったようで、行きの移動中は後部座席でゆっくりと寝かせて頂きました・・。

早めの出発が功を奏したようで、渋滞ができる前に渋滞予測箇所を抜けることに成功し、しゃくなげ荘には8時半頃に到着。呼んでおいたタクシーに9時頃に乗り込み、一ノ沢登山口へ移動します。

一ノ沢に到着し、登山届を提出。みんなテント泊は初めてということでここで荷物の重さ比べをします。

僕は今回のテント泊のために新たに買ったグラナイトギアのニンバストレース。なるべく軽く、かつウエストベルトがしっかりしているザックを探していたところでこのザックにしました。テント泊に対応するザックは値段が相当張るのですが、探しに探して定価よりもかなりお安く買うことができました。
ベースウェイトは軽くなるように意識はしていたのですが、他の2人と比べても僕のザックは若干重いように感じます。初のテント泊で困らないようにと必要以上にモノを持ちすぎたようです。
登山口でトイレを済ませ、準備をしていざ出発。

沢沿いの登山道を黙々と歩いて行きます。今までの登山とは違って荷物の負担が大きく、その荷重を思いっ切り感じつつ少しずつ登って行きます。というか、ペースが全く上げられない・・。軽いということは大事なことなんだなと身を持って感じました。

かなりバテつつも、ようやく胸突き八丁へ到着。ここからの急坂はしんどかった・・。

最終水場で今夜の食事用の水を確保します。あとわずかと思いつつも、ここから先はもう気合いのみで登ります。既にかなり体力を消耗しています。

樹林帯を抜け、ようやく常念岳方面を望むところまで来ました。

そしてようやく常念乗越に到着!常念小屋小屋を見た瞬間にあまりの疲れに崩れ落ちました・・。僕はその場に座り込み、テン場の申し込みは友人2人にお任せ。
常念小屋にはテン場が2つあり、小屋から遠い方の第二テン場に設営に向かいます。事前の調べで、穂高・槍方面の展望はこっちのテン場の方が良いとのこと。ただし、この時はガスっていて見えていなかったのですが・・。

休憩を挟みつつ、テントの設営をします。練習はしてきたものの、実際に山でテントを張るのは初めて。地面は少し固めの地面だったのでフロアテントの4箇所のみをペグ打ちしてあとは石で固定します。3人で力を合わせ、無事に設営終了。
かなりのバテっぷりでしたが、翌日の行動時間を考えると今日のうちに常念岳に登っておきたいとの意見が一致し、重い体に鞭を打って常念岳へ向かいます。もちろん重い荷物は置いて行きます。
荷物が軽くなりかなり負担は減ったものの、ここまで登ってきた疲れはどっしりと体に残っており、休みを入れながら岩場を登って行きます。

しかしながら意外と常念までの距離は長く、登りもキツかったのでした。常念小屋からは常念岳のピークは見えず、急坂を登り切ったと思ったらまだまだ先は長く・・。結局1時間程かけてようやく山頂へ到着しました。このときすでに16時半。

常念岳からの展望は素晴らしく、360°の展望が利きます。穂高・槍方面から大天井方面・安曇野の町方面と景色は素晴らしく、苦労した分感動は一際でした。そして・・

頂上に着いたタイミングで槍ヶ岳が頭を出しました!遅い時間だったので頂上は貸し切り状態、しかもばっちり雲が切れるなんて運が良すぎです。この景色を見た瞬間に不思議と疲れは吹き飛びました。やはり槍の存在感は抜群です。

感動に浸りつつも、時間もだいぶ遅くなってきたので下山を開始します。本当に不思議なもので足取りも軽やかに、景色を楽しみながら下ることができました。槍が見えるたびにシャッターを切っていたため、槍を写した写真はとんでもない量になっていました。

下山道から自分たちのテントを眺めつつ、ハイペースで降りて行きます。

テントへ戻り夕食タイム。初日なので食事はフレッシュなものも含め、バラエティに富んでいます。それぞれ持ち寄ったご飯を分け合いつつ、登ってきた苦労の分も美味しく頂くことが出来ました。
食事を終えたあとは荷物の整理と寝る準備を始めます。テントの空間は不思議なもので、なんだか秘密基地を持ったような気持ちになります。重い荷物をわざわざ担いでテント泊をする気持ちが分かります。

暗くなってきたところで、空を見上げると夕方まであった雲も晴れてかなり星が見えました。常念小屋の中の様子を見に行きつつ、星空鑑賞をすることに。見える星の数が多すぎてどの星が何かというのが分からないくらい。オマケに流れ星もかなり見ることが出来ました。
夏の大三角形の方面に少し雲がかかっているなー、なんて話をしていたら、どうやらそれは違ったようで。天の川だったようです。今まで見たことはあったのかもしれませんが、それが天の川だったとは全く認識していませんでした・・。写真で見るような思いっ切り写っているような、ハッキリとしたヤツが天の川だと思っていたもので、目で見るとボヤッとした感じに映るとは知らなかったのです。
三脚も持っていないしどうせ映すのも難しいだろうとカメラをテントに置きっぱなしにしてきてしまったのですが、ここまで奇麗な星空であればチャレンジする価値はあったかもしれません・・。勿体なかったかな・・。

しばらく星を眺めたの地にテントへ戻り、いよいよ就寝。自分だけの空間を楽しみつつも、登りの疲れからかあっという間に寝落ちしてしまいました。

二日目へ続く。

焼岳(2014.7.13)

2014年7月13日、焼岳へ行きました。単独で行くのは久し振りでおそらく去年9月の赤岳以来だったかな?台風が過ぎて天気に期待できそうかなと、急に思い立ったわけです。
単独の時はいつも車を使わないのでアクセスが良さそうなところと考えたところ焼岳が思い付きました。実は金曜夜発の夜行バスで行こうかと思っていたのですが、迷っているうちにバスが満車に。1日置いてゆっくり考えた結果、ちょっと天気が崩れそうな予報はあったものの思い切って行くことにしました。

7.12 新宿西口-(さわやか信州号・車中泊)
7.13 中の湯バス停-新中の湯ルート-焼岳山頂-焼岳小屋-上高地

土曜の17時ごろにようやくバスの予約を済ませ、山ごはんを調達の後、22時半発のさわやか信州号に乗り込みます。さわやか信州号の上高地線は3列シートの広いグリーンカーと4列シートのスタンダードが同時刻発であるのですが、そこはスタンダードで。予約状況をみたところスタンダードはまだ空きの余裕があったためゆっくり座れるんじゃないかとの淡い期待を込めてのことでしたが、これが大当たりで最後列シートを一人で使えました。グリーンカーよりも良い環境だったのではないかと・・・。

ぐっすり眠って翌朝5時ごろに中の湯バス停に到着。準備を済ませ歩き出しますが登山口がどこだかがサッパリ。メジャーなルートのようだったのでアクセスも便利なのかと思っていたのですが、登山口までが意外と遠く45分くらいアスファルトの道を歩きました。登山口近くに駐車スペースがあるのですが、この時点で既にそこそこの距離を歩く羽目に。

登山口からはいよいよ林道に。単独行なのでそこそこ自分としては早いペースで登ります。林道を抜け、視界が開ける広場へ。そこからは焼岳の姿がクッキリと見えました。

ここで少し休憩を取りますが、あまりのハエの多さにあまり長居する気にならず軽く腹ごしらえをして出発。ここからは少し急な斜面を登って行くことになります。
森林限界を越えて穂高方面の山を展望できますが、予報通りあまり天気が麗しくない感じ。僕自身もあまりここらではペースも上がらず少しづつ登って行きますが、やがて雨が落ちてきてしまいました。ここのところはずっと雨の山行が続き、いよいよ雨男になってしまったようです。

白い煙があがる稜線が見え、しんどい登りはここまで。稜線の向こうには池が見えました(名前はあるのかは不明・・)。

山頂を巻きつつ頂上へ向かいます。上高地方面から登ってくる人との合流地点となりますが、この天気でも登る人はなかなか多い感じ。さすが北アルプスですね。

山頂に到着。火山ガスの硫黄の臭いと雨と風に巻かれつつ軽く食事休憩。山頂の地面はさすが活火山ということで座っているとお尻が温かい!
展望は穂高と上高地方面を見下ろすことができましたが、槍の姿は見えず。こんなに近くまで来たのにちょっと残念な結果に。
雨風が体を冷やすような感じだったので山頂にもあまり長居はせずに下山を開始します。ここまで少しバテながら登ったものの、ペースとしてはコースタイムを結構巻いた感じでした。

山頂からは焼岳小屋方面の登山道は展望がきいていて晴れていればかなりいい景色なのではないかと思われます。

焼岳小屋に到着。ベンチがあるのでここで少しのんびりできるかと思いましたが、雨もパララついておりやはりどっしりとする気分にはなれず。行動食のみ食して出発します。

下り始めてから間もなく少し強めの雨が降ってきたため、そこからはひたすら無感情で歩き続けます。こっちの登山道は中の湯方面とは違い、クサリやハシゴがいくつかあり、濡れた状況での下山には少し気を使う箇所がありました。
延々と歩き続け、ようやく田代橋に到着。ここからは観光地の上高地という雰囲気に変わります。

とりあえず温泉に浸かりたいと日帰り施設を探しますが、時間的にタイミング良く入れそうなのは入れるのは上高地アルペンホテルのみだったためそちらにお邪魔することに。お風呂はそんなに広くはありませんでしたがそんなに人も多くなくゆっくりと入ることができました。
温泉の後はご飯を食べられる場所探し。雨も降っていたためあまり探索をすることもなく河童橋近くの食事処でカレーを頂きました。

当初は少し上高地を観光する時間を作ろうかと思っていましたが(中の湯ルートを選んだのもそのため)、僕が描いていた上高地の風景とはちょと違う、若干残念な感じだったのでサクッと帰ることにしました。山に登り続けていればまた必ず来る場所なので楽しみはその時まで取っておきます。
帰りは渋滞もありえるかと思ったので上高地かバスで新島々-松本と乗り継ぎ、あずさで帰ることにしました。運良く待ち時間もあまりなく、スムーズに乗り継ぎ無事帰宅となりました。
ここのところの山行は連続で雨模様が続いており、バッチリ展望という山行はしばらく恵まれていません・・。ただ、ここまで雨が続くと色々と雨対策を考えるようになるわけですが、今回は傘を持っていったのは大成功でありました。上高地という場所柄もありますが、持っているとかなり便利だなと実感したところであります。
どうも雨に降られると雨具を着込んだりするのが億劫になってしまうので、もっと手軽にパッと出来る雨対策を少し考えてみようかと思います。特に下半身の雨対策が非常に面倒でいつもそのままなんですが、さすがにぬれ続けると気持ちが悪くなって来るもので・・。