谷川岳(2014.6.28)

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2014年6月28日、兄と谷川岳へ行きました。
二週間前に木曽駒と同時に候補に挙がっていた山です。梅雨で天気も安定しないこの時期に、天気が変わりやすいと言われる谷川岳を目指すという旅。

6.27 自宅-(関越道)-下牧SA-(車中泊)
6.28 下牧SA-谷川岳ベースプラザ駐車場-西黒尾根-肩の小屋-トマノ耳-オキノ耳-天神尾根-熊穴沢避難小屋-天神平-(ロープウェイ)-谷川岳ベースプラザ

金曜の仕事終わりで23時過ぎに自宅を出発。週末の天気はあまり良さそうではないという予報が出ておりましたが、木曽駒での不完全燃焼の敗退によりとにかく登りたいという衝動は既に最高潮、雨予報など全く気にせず谷川岳までまっしぐらであります。
谷川岳ベースプラザの駐車場は24時間入場可能との情報は仕入れていましたが、高速を降りてからベースプラザまではそんなに長い距離もなさそうだったので下牧SAにてストップし車中泊。翌朝8時ごろにようやく目覚めてベースプラザへ移動。


今回は登りはロープウェイを使わず、西黒尾根より山頂を目指します。

登山口は青空が広がっていましたが、山頂方面を望むとどうやら雲がかかっている様子。が、そんなことは全く気にせずスタートします。


この西黒尾根はなかなか急な坂道が続くらしく、日本三大急登の一つとされているそう。ということで樹林帯はずーっと登りが続く訳ですが、実感としてはそこまでツラい感じではありませんでした。というのも階段がないためで、同じくらいの高低差である丹沢のバカ尾根の方がよっぽどツラいと感じます。


しばらく樹林帯が続き、ようやく抜けたところではガスと強風が待っていました。ここからが大変。吹き付ける強風の中で濡れた岩場を登って行くことになります。強い雨が降っているという感じはあまりなかったのですが、ガスに含まれている水分はなかなかのものだったようでみるみるうちに顔面がびっちょり。強風に加え体が濡れていたため結構体は冷える感じでした。


岩場が濡れているため、かなり気をつかって登って行きます。ちなみに周りはガスだらけで視界は5mほどしかきかない状況です。ここらの稜線は晴れていればおそらく相当美しい眺めであるのだろうなと思いつつ、ガス中をひたすら登ります。


肩の小屋に向かう途中で唯一雪があったところ。いわゆる雪渓ってやつ?

そしてようやく肩の小屋に到着。小屋の中は人でごった返していました。当然ですがこんな雨風の中、外で休憩なんて到底出来そうにありません。
小屋が激混みだったのでここでは休憩を入れず、そのまま山頂を目指すことにします。


小屋からは間も無く一つ目のピークであるトマノ耳へ。こんな天候のため頂上は先着のお一人様のみ。ピークで写真を撮って休むことなくそのままオキノ耳を目指します。


こちらの頂上も人はほとんどおらず、僕らも写真を撮ったあとは早々に引き上げ。森林限界を超えた荒々しい稜線は想像するに晴れていればきっと素晴らしい眺望なんだろうなと思われます。

山頂からは再び肩の小屋を目指し降りて行きます。僕らが肩の小屋に戻る頃には先ほどのごった返していた小屋の中もだいぶ空いてきていました。ここでのんびりとコーヒーを頂きます。小屋のご主人もようやくお客さんが引いていって、少し一息をついていらしゃる状況。そんな感じだったので少しご主人とお話をしましたが、ここのところの谷川岳はあまり晴れている日は少ないらしく、また晴れていても展望がバッチリな日はあんまりないとのこと。
ご主人と話しているうちに小屋には宿泊客がわずかにいるのみで、当日中の下山予定の方々のなかではおそらく一番遅い出発となったかと思います。

外は相変わらずの強風と雨でしたが、帰りはロープウェイの時間に間に合わせなければならなかったので、少し急ぎ目に肩の小屋を出発しました。
帰りは天神尾根よりロープウェイの発着地である天神平へ。17時がロープウェイの最終だったので少し急ぎ目に下ります。
と、急いではいつつもちゃんと飯を食う時間もこれまで取れていなかったので、途中の熊穴沢避難小屋にてラーメンを食らいました。

避難小屋から天神平まではほぼ平坦な道でグングンペースを上げて行きます。そしてようやくロープウェイ乗り場へ到着。おそらく僕らが最終の下り客だったようです。


ロープウェイは早いのなんの。あれだけ苦労して稼いだ高度をあっという間に降りて行く・・。

ベースプラザへ戻ったのは17時頃。もはや売店は閉まっておりだいぶのんびりな山行となりました。帰りは仏岩温泉・鈴森の湯へ。なかなか奇麗な施設でした。ここで食った岩魚が最高にうまかった!!

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